人生の目的を設定して、夢中になれる毎日を過ごそう!

あなたの人生の目的は何でしょうか。

そう聞かれて、すぐに答えられる人はあまりいないと思います。

「そもそも目的なんか無くても、楽しい人生を送ってるよ!」

そんな声も聞こえてきそうですね。

しかし、目的を持つか持たないかでは、人生の充実度は大きく変わってくるのです。

人生の目的。

今回は、その偉大なるパワーをご紹介します。

目次

将来の夢=人生の目的

私達は小さい頃から、「将来の夢は?」なんてことをよく聞かれます。

子供時代だけでなく、大人になってからでも、夢を持つのは良いことだという風潮があります。

子供時代の夢は、

「パティシエになりたい!」


「サッカー選手になりたい!」

など、主に職業を表すことが多いですね。

しかし、重要なのは「その職業に就いて、何を成すか」であり、それこそが本当の「夢」なのです。

そう考えると、職業は単なる手段でしかないわけです。

よって、先程の例で言うと、

美味しいお菓子で皆を笑顔にしたいから、パティシエになりたい!」


スポーツを通して世界平和を実現したいから、サッカー選手になりたい!」

のような答えになるわけです。

ただ、「夢」と言ってしまうと、その言葉のイメージから、
どこかボンヤリしたような、手に入らないような印象を受けてしまいますよね。

そこで、「夢」ではなく「目的」と言った方がより鮮明で達成可能な印象に変わるのではないでしょうか。

目的は行動を起こすきっかけ

目的があると、行動が生まれます。

例えば以下のような感じです。

(目的)料理を作るために、(行動)食材を買いに出かける。
(目的)友人と遊ぶために、(行動)連絡をする。

逆に、目的が無いと、行動も生まれないので、

何をやっていいのかわからない

何もせずに時間を浪費してしまう

という、非常にネガティブな結果となってしまうわけです。

それはイコール「成長が無い」、とも言えると思います。

成長が無いことは現状維持であり、結果的に退化と同じであるということは、別記事でも述べた通りです。

日々を有意義に楽しく過ごすためにも、人生の目的設定は必要です。

目的、ゴール、目標…違いは何?

「目的」という言葉を、辞書で調べると以下のように出てきます。

①成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。
②意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの。

要するに、「これを実現したい」という理想の姿であり、
それを目指して進んでいくための動機付けとなるものが「目的」です。

もちろん人生の目的は人それぞれ異なりますが、
各人にとってややスケールの大きなもの(=容易に達成できない)を設定した方が、人生を通しての成長につながります。

では、似た言葉で「ゴール」や「目標」がありますが、「目的」とそれらはどういう違いがあるのでしょうか。

ここを混同している人が多いと思いますので、説明しますね。

「ゴール」とは、最終的な到達点のことです。

目的を達成した時の理想の姿を、よりわかりやすく定量的に表したものになります。


「目標」とは、ゴールに向かうための道しるべのことです。

ゴールが割と遠いところにあるのに対し、目標は数日〜数ヶ月で達成可能なものを設定します。

また、目標は複数設定され、それらを1つずつ達成していくことで、ゴールに少しずつ近づいていきます。

チェックポイントと同じと考えると、わかりやすいかもしれません。

ある目標を達成するために、さらに小さな目標を設定することもあります。

目標レベルはどんどん細分化し、
最終的には日々達成可能なくらいのレベルにまでにすると、
行動が起こしやすいし、毎日達成感が得られるので良いと思います。

こう言われても、なかなかピンときませんよね。

以下の具体例をみると、イメージしやすいのではないでしょうか。

(目的)世界が平和になり、人々が安全に楽しく生活できるようになること。

(ゴール)戦争が0になること。

 (目標1)世界情勢に詳しくなるため、専門の大学に入学する。
  (目標1-1)大学の候補を5つ選択する。
  (目標1-2)世界情勢に関する勉強本を10冊読む。

 (目標2)インターネットで、戦争の無意味さを全世界に配信する。
  (目標2-1)YouTubeチャンネルを1週間以内に開設する。
  (目標2-2)動画の編集方法をマスターし、サンプル動画を1つ作る。

何となくイメージつきましたでしょうか。

上の例のように、ゴールや目標はなるべく数値で表すようにした方が、
達成できたかどうかを測りやすくなるためオススメです。

また、1つの目的に対して複数のゴールを設定しても良いです。

上の例で言えば、「戦争が0になること。」以外に、
例えば「事件や事故が0になること。」というゴールも考えられます。

複数のゴールを設定した場合、その分実現させるも大変になりますが、
目的達成感はより強固なものになります。

目的があると、見える世界が変わる

「カラーバス効果」「カクテルパーティー効果」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。

カラーバス効果とは、ある1つのことを意識すると、それに関する情報ばかりが目につくようになることです。

例えば「赤い車が欲しい」と考えていると、街を走っている赤い車ばかりが目につきます。

「赤い車ってこんな多く走ってたんだ」と感じるくらいに。

カクテルパーティー効果も同じような意味です。

ガヤガヤとうるさい環境でも自分の名前が呼ばれた時は聴き分けられるし、電車で眠っていても自分の降りる駅がアナウンスされると目が覚めたりします。

これらは、脳のRASという機能によるものです。

RASは「Reticular Activating System」の略で、日本語では「網様体賦活系」と呼ばれます。

簡単に言うと、自分にとって必要な情報だけを集めるフィルタ機能のことです。

つまり、目的設定をすると、脳のRASの作用によって、目的達成に必要な情報ばかりが次々に見えてくるのです。

逆に、不必要な情報、余計な情報は見えなくなります。
(厳密に言うと、見えてはいるのですが、気にしなくなります。)

まさしく、見える世界が変わるわけです。

見える世界が変わると、自分自身が変わります。周りの環境も変わります。

目的達成に向けた充実した日々を過ごせるようになるのです。

目的は複数あって良いし、途中で変えても良い

「人生の目的を考えていたら、1つに絞れなくなった。」

そんな場合は、目的を複数設定しても構いません。

色々なジャンルで目的を設定できれば、より充実した日々を送れます。

また、目的に向かう途中で、別の目的が見つかるケースもあります。

高い山に登ると、別の山が見えてきて、そちらに登りたくなるようなものです。

そのような時は、目的を変えてしまっても全然問題ありません。

あくまでも自分の気持ちに素直に目的設定をするようにしましょう。

一歩でも近づけたと思えることが大事

目的達成へのモチベーションを保つために、「一歩でも近づけた」という意識を大事にしましょう。

なかなか日々の目標を達成できなくても、何かしら近づいてはいる部分はあるはずです。

昨日と比べてどうか、わずかな前進でも見つけるクセをつけましょう。

多少こじつけでも、都合の良い解釈でも構わないと思います。

いかに前向きになれるか。

それがモチベーションを保ち続けるためのコツと言えます。

このことを表現している、私の大好きなCMを以下に貼ります。

皆さんもこんな気持ちを大事にしてください。

ワクワクした、楽しい毎日を過ごそう!

いかがでしたか。

目的設定が人生にとって、そして自分の成長にとっていかに大事なことかがわかったかと思います。

もう一度言いますが、目的設定無くして成長はありません。

そして成長が無いということは、退化と同じです。

是非皆さんも、自分の人生の目的をじっくり考え、それに向けたワクワク楽しい毎日を過ごしましょう!

まとめ

  • 目的設定することで行動が生まれ、充実した日々を過ごすことができる。
  • 目的達成基準を定量的に表したものが「ゴール」。ゴールまでの道しるべが「目標」。
  • 目的設定すると、目的達成に必要な情報ばかりが見えるようになる。
  • 「一歩でも目的(ゴール、目標)に近づけた。」と思える気持ちを大切に。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次